お知らせ

大分県の印刷所に行ってきました!

(長文です。お時間があるときに読んでもらえたら嬉しいです。)

こんにちは♪
みなさまはどんなGWを過ごしていますか?
わたしは、同級生の結婚式へ列席するため長崎へ、そして大分県の印刷屋さんへお邪魔してきました!

お邪魔させていただいた「高山活版社」さんは、大分で明治43年(1910年)に創業された100年以上の歴史ある老舗印刷屋さんです!

6代目のお姉さんである香織さんとは以前、長崎でのイベントでお会いしたことがあり、いつかは行ってみたいと思っていたところ3週間前の震災があり、そのときに活字が倒れたという話を伺っていました。

微力ながら活字をもとに戻すお手伝いができないかとご連絡差し上げたところ、タイミングよく、「防災をテーマにしたワークショップ」をやるとのことで、そちらへもお邪魔させていただけることになりました*

博多からバスに揺られて約3時間(震災の影響で高速道路が閉鎖されていたため一部下道を通っての時間です)、大分駅前のバス停に着くと、香織さんが笑顔で出迎えてくれました!

再会できた嬉しさと喜びで心が満たされていたところ、「大分県立美術館へ行ってみませんか?」とのお誘いが。
県美で【とり天】が食べられると聞き、迷わず香織さんに着いて行きました!笑

大分県立美術館は、まだオープンして1年ほどしか経っていない新しい施設。
1周年記念のイベントなども準備されていたそうですが、震災で中止になったとも聞きました。そして、実際に行ってみると、駐車場もガラ空き。地元の香織さんが驚くほどでした。

県美に入るとすぐにお土産ものを販売できる広場があり、その二階に食事処(カフェ)がありました!

注文して早速出てきた【とり天】がこちらです!!!
IMG_2119

すごいボリュームに香織さんと顔を見合わせて笑いました。笑

ちなみに使われている器は、大分県日田市に窯元がある有名な「小鹿田焼(おんたやき)」です!少し残してしまいましたが(ごめんなさい><)、久しぶりのとり天、美味しくいただきました♪


県美を出て、いよいよ「高山活版社」さんへ!
IMG_2128

道中に香織さんから「高山活版社」さんの歴史や現状のお仕事の内容など、いろいろとお話を伺いました。
活版印刷から始まった高山活版社さんも、デジタル化の影響で一時活版資材は全て手放していたのだそう。
しかし、改めて活版印刷の良さに気づいた6代目や香織さんをはじめ、職人のみなさんが活版印刷をもう一度やろうと決心し、印刷機や活字を再入手し、復活させたとのこと。

今は、「高山活版室|TAKAYAMA LETTERPRESS」というステーショナリーブランドを立ち上げ、”日常に活版を。”というテーマのもとデザイナーさんと共にすてきな印刷物を制作・販売しています!

作品に触れてみると、すごく丁寧に作られていることがひしひしと伝わってきます。
みなさんにも実際に手にとっていただきたいです!
気になった方はぜひホームページのぞいてみてくださいね♪


1階に印刷工場、
IMG_2122

2階に活版印刷関係のものが並べられ、交流できる場となっていました。
IMG_2125

1階の印刷工場には、オフセット印刷機と並んで、活版印刷機の名機「ハイデルベルグ社」(ドイツ製)のプラテンと、
IMG_2120

あれ?どっかで見たことがある!!(笑)
IMG_2121
うちと全く同じの円圧式印刷機がありました!
今まで同じ印刷機を見かけたことがなかったので、感動しました!
それにしても、プラテンと並ぶと、素朴な感じが一層際立ちますね。笑

丁寧にご案内いただいた後に、一番の目的だった活字をもとに戻す作業をさせていただきました。
といっても日帰りには時間の限界があり、30分強しかお手伝いできず、、できることなら全てもとに戻したい気持ちでいっぱいだったのですが、、あまりお役に立てず申し訳なかったです><

IMG_2127

作業をしながら、活字を触るとほっと心が休まることに気づきました。この感じうまく言葉にできないのですが、、緊張の糸が活字を触ることで柔らかくなったというか、ありのままの自分に戻ったというか、、言葉足らずで申し訳ないです。とにかくホッとしました。笑


高山活版社さんを出て、次はワークショップが開かれている会場へ!
複合商業施設「パークプレイス大分」へ向かいました!

IMG_2129

ここでのワークショップは、香織さんをはじめとする「版クラブ」のみなさんと、「こどもボウサイ大分市」のみなさんがタッグを組んで開催しています。
いろいろな偶然が重なり、やろう!!と決まったのは、1週間ほど前だと聞きました。
そんな短期間でこれだけのスタッフが集まり、準備を進め、開催できる場がつくれるなんて、団結力と想いの強さを感じました。

4つのブースに分かれていて、一つは、「紙でつくる非常時に役立つもの」の作り方を教えてもらえるブース。
IMG_2136

そのお隣では、「アルミでできるホイッスル」の作り方を教えてもらえました。
簡単に作れる上に、結構大きな音がでてました!
(写真なくてごめんなさい。)



3つ目は、真っ白な手ぬぐいに自分で制作した消しゴムハンコを押して、オリジナルの手ぬぐいが作れるというもの。
手ぬぐいひとつとってみても、いろいろな使い方があるんですね!
IMG_2132

そして最後が、、「防災標語カードを活版印刷でつくれる」ブース!
IMG_2139

栞になっていて、表には家族と相談して決めた避難所などが書き込めます。
そして、裏には【つなみてんでんこ、はしれうえへ】の文字を活版印刷できるんです!

この、「つなみてんでんこ、はしれうえへ」の意味、みなさんわかりますか?
わたしは知らなかったんですが、東北地方で代々言い伝わっている言葉らしいのです。
簡単に言うと、【津波が来たら散りじり(バラバラ)になってでも、上を目指して走れ!】という想いが込められているとのこと。

IMG_2130
東北の言葉が、山を越え海を渡り、いま九州の大分で活版印刷をとおして広がっていること、、本当にすごいことだと思いました!

「防災をキーワードに印刷屋としてできることをする!」と言っていた香織さんの言葉が改めてガツンと胸に刺さりました。

そして、お客さんの反応を間近でみていたのですが、このワークショップを通して、親御さんとお子さんが避難所について話し合っている様子がすごく印象的でした!

IMG_2131

「明日は我が身」の意識をどれだけもてるか、、もっと防災について考えを改めたいと思うことができた有意義な時間でした。

IMG_2148
ワークショップは大盛況のうちに終わり、気づけば福岡へ戻るバスの時間が迫っていました。

香織さんには、印刷所のみならず県美やイベントまでお忙しいのに一日中案内していただき、感謝の気持ちでいっぱいです。
更にイベントでは、たくさんのお仲間を紹介していただきました。
みなさんとても素敵な方ばかりで、地震で辛い想いをしたにも関わらず、「やるならいまでしょ!」とワークショップを開催するエネルギーとパワーは、逆にこちらが元気をいただくほどでした!

香織さんをはじめとする高山活版社のみなさん、そしてイベントで出会ったみなさんにまたお会いできますように、、
とても実りの多い大分でのひとときとなりました。

最後に、今回の地震の影響で九州全体の宿泊施設のキャンセルが少なくとも56万8千泊に上っているとニュースがありました。
今はまだ余震が続く地域もあるため、九州に遊びにおいでよ!と無責任なことは言えません。
しかし、必ずいつかは余震もなくなるとみんな信じています。
落ち着いたときには、キャンセルした分、いや、それ以上に九州に遊びにきてほしいです!!
というか、遊びにきてください!!!

熊本・大分を中心に、九州はほんとよかとこやけんね〜!!

IMG_2167

ということで、大分出張のご報告、おわり。
ここまで読んでくれた方にはプレゼントを贈りたいくらいです!笑
(もっとスマートに文章が書けるようになりたいです。切実。。泣)
長い報告、読んでいただき本当にありがとうございました*

以下、このブログに出てきたスポットなどのリンクを貼ってます♪
ぜひ豊後国・大分に遊びに行ってみてくださいね!
高山活版室
大分県立美術館
こどもボウサイ大分市

つなみてんでんこ、はしれうえへ!
(絵本になってます!)

とり天
(大学受験のために大分へ行ったときに初めてとり天の存在を知りました!w)
小鹿田焼
(我が家で使っているごはん茶碗も小鹿田焼です♪)