お知らせ

小値賀キリスト史を活版印刷で①

皆さん、こんにちは。
OJIKAPPANの金子です。

先日の大寒波で列島が大雪に見舞われましたね。
ここ小値賀町でも一瞬でしたが積雪しました。
あっという間に溶けてなくなってしまったので
雪だるま作りや雪合戦を楽しむこともないまま儚く終わりましたが・・・
雪景色というのはなんであんなに綺麗なのでしょうね。
小値賀では非日常の出来事なので積雪には興奮しますね。

さて、今回は
一緒に働く、土川さんがとあることに挑戦したので
ご紹介いたします。


といっても、土川さんは活版所で長年働いていたので
手慣れた作業ではありましたが、83歳の今、ブランクを全く感じさせない
スピード感と要領でこなしていく姿は感動的でした。

兼ねてから小値賀教会を訪れる観光客の方々に向けて
分かりやすい文章で端的に小値賀のキリスト史について書いたものを作りたいという
土川さんの熱い想いがありました!

何度も原稿を書き直して、誰が読んでも理解できるように、
そして、限られた文字数の中でどこを削り、どこを残すのか、
土川さんなりに何度も頭を悩ましていました。

そして、原稿ができた後は活字を拾っていく作業です。


土川さんの作業はあっという間です。
真剣な眼差しで活字を見つめている姿をカメラのフィルター越しに見つめてしまいました。
活字を拾う姿がかっこいいのです!

あっという間に活字を拾う作業、「文選」が終わり、
活字を組んでいく作業、「組版」に取り掛かりました。
この作業も淡々と進んでいきました。
土川さんも久しぶりの作業にワクワクしている様子でした。
とてもいい表情をしていましたよ。


小さな活字を組んでいくのはとても神経を使います。
あっという間に組版まで終わりました!

名刺やポストカードに比べると圧倒的な文字数があるので
印刷する前に誤字脱字がないか入念にチェックもしました。
私がこちらで働くようになってから、
ここまで長い文章を印刷するのを見るのは初めてです。

さて、次回は印刷編をお送りします。
印刷の瞬間まで土川さんのお仕事は続きます。